KIRAYURINA Exhibition 『Objewelino』

2020年12月11日(金) - 12月27日(日) 12:00-19:00 KIRAYURINA Exhibition

ギャラリードゥポワソンでは、
KIRAYURINA個展 ‘Objewelino’(Objewelry+ino)を開催いたします。
「Objewelry」とは、Objects + Jewelryから成る作家自身の名付けた造語であり
長年取り組んでいる作品を表しています。
また「ino」はイタリア語で、小さい、可愛らしいを意味します。

ミラノ留学中に絵画を学び、ヨーロッパの建築に強い影響を受けて作品は平面から立体へ、絵画から木を使った壁面作品へと変化しました。
帰国後、壁面作品と並行してブローチ作品にも意欲的に取り組み、
これまで多様なブローチ作品を制作してきました。
「世界中であらゆる価値観が変化せざるを得ない状況の中で、日常について意識するようになりました。今までは着ける事によってポジティブな感覚や、ささやかな非日常を感じてもらいたくて作っていたように思いますが、今はもっと毎日にちょっとした刺激を取り入れてもらえたらと思っています。」と語っています。

今回の新作、技術をぎゅっと詰め込んだような小さな作品たちは、大きめのブローチとはまた違った新たな魅力を持っています。小ささの美学は日本文化特有のものですが、ジュエリーにおいても小さい物の可愛らしい佇まいや、その着けやすさに魅了される人も多い。もともと、日本では「うつくしきもの」とは、可愛いものを表していました。その「うつくし」の感覚は、現代の日本人にも通じています。小さく、うつくしきものを創るには、高い技術を要します。その手仕事の繊細さにも魅了されることでしょう。

『Objewelino』と題された本展では、小さくて可愛い新作のブローチやピアスが展示されます。ひとつであれば気軽に楽しめ、たくさん着ければ主役になるフレキシブルなブローチ。作家自身が一点一点手作業で紡ぎ出す作品たちを、是非お手に取ってご覧ください。


Yurina Kira / 吉良 ゆりな

テレビ美術制作会社のイラストレーターとして勤務した後、1991 年渡伊。ミラノ・アカデミア・ブレラ絵画科卒業。イタリアの建築に強い影響を受け、絵画から木を素材とした壁面作品の制作を手がけると同時に、イタリア国内で作品の個展をしながら、箱、ネックレスなどのアートクラフト作品を制作する。2004 年に帰国し、インテリアショップTIME & STYLEよりミラー作 品を発表。2008 年より「凸 deco」をスタート。2012 年にブランド名を「KIRAYURINA」として、ブローチと作品制作で再スタートをきる。木をベースにアクリルやミラ―、ネジなど異素材を組み合わせたブローチはボリュームがありながらも、軽くつけやすく機能的で、そのデザインもオリジナリティがあり、年齢や時代に左右されることのない魅力にあふれている。

HP http://www.kirayurina.com

作家在廊:
12/11 (金)  14:00 – 19:00
12/12 (土)  14:00 – 19:00
12/13 (日)  13:00 – 16:00

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