Kimiaki Kageyama Exhibition “Fragment of time – 6” (時の断片ー6)

このたびギャラリードゥポワソンでは、ジュエリー作家 影山公章による個展を開催いたします。

1948年生まれの影山は、東京芸術大学にて鍛金を学び、同大学院美術研究科を修了。その後ジュエリー制作を始め、国内外での展覧会やワークショップを開催し、常に第一線で活躍し続けています。また、その作品はイギリスのヴィクトリア&アルバート博物館をはじめとする多くのパブリックコレクションに所蔵され、2015年にはドイツのハーバート・ホフマン賞を受賞するなど国際的に高く評価されています。

さまざまな素材に対する深い造詣を持ち、日本に古くから伝わる刀装具や甲冑などの伝統的な技法も踏まえながら、自由で柔らかな発想で、写実的な植物モチーフから幾何学的なデザインまで、幅広いジュエリーの表現を探求しています。

本展のタイトルである“Fragment of time” は、1993年の個展から一貫して用いているタイトルであり、影山作品の本質を伝える言葉にもなっています。たとえば、作品にたびたび用いられる三百年前の神輿から残された漆の破片、太古の樹液が化石化した琥珀、木の化石であるジェット。長い年月を経ているものが持つ魅力に焦点を当てながら、そこに作家が生きる「現在」の時間軸も重なり、ひとつのジュエリーの中で幾つもの「時の断片」が繋がっているかのようです。

影山は2014年からメキシコを訪れる機会を得て、以来毎年のように現地を訪れています。そこではマグダレーナのメキシコオパールの鉱山を訪ねて気に入った原石を手に入れることができました。また、アリゾナからメキシコにかけてはターコイズの鉱脈が広がっており、その一つにナコザリ鉱山があります。すでに閉山し希少性が増しているこの鉱山のターコイズにも、運良く出会うことができました。明るい水色に大きなパイライトとの対比が美しい石です。一方、メキシコの南、グアテマラに近いチアパス州の山の中にあるダークグリーン、オレンジ、イエローの美しい琥珀。どちらも危険なエリアで一人では鉱山まではとても入れませんが、メキシコに通ううちに様々な友人達のサポートがあり、この琥珀も手に入れることが可能になったそうです。

本展では、こうして出会った自身にとっての新しい素材と、これまで作り続けている古い神輿の漆の断片との組み合わせを試み、新たなジュエリーとして展開しています。

新作のリングはモダンで遊び心にあふれ、四角や丸を基本としたジェットやラピスラズリなどのベースに対して、同じものが二つとない固有の美しさを持つ琥珀やターコイズ、古漆とがコントラストを成し互いを際立たせています。

そのほか、二つのキューブで構成された古漆のペンダントのシリーズなど、60点近い作品が一堂に並びます。ぜひこの機会にご高覧ください。


Kimiaki Kageyama Exhibition

“Fragment of time – 6” (時の断片ー6)

2026. 9. 12 sat. – 9. 27 sun.  12:00-18:00

月曜休廊 / Closed on Monday

会場 / Venue

gallery deux poissons

東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F

Tel. 03-5795-0451

オープニングレセプション / Opening Reception

9月12日(土)17:00 – 19:00

作家在廊日 / The designer will be at the gallery on

9月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)

在廊日時は変更する可能性がございますので、最新の情報はSNS、もしくはギャラリーに直接お問い合わせください。
Dates and times when the artist will be present are subject to change, so please check our SNS or contact the gallery directly for updates.


※ 会期中一部の作品は、ONLINE SHOPからもご購入いただけます。

(販売開始予定日時:9/16 (wed) 12:00 – )


Kimiaki Kageyama / 影山 公章

1948年静岡生まれ。東京芸術大学にて鍛金を学び、同大学院美術研究科を修了。生活用器やオブジェ、ジュエリーと幅広い制作を行ない、国内外で展覧会やワークショップを開催するなど第一線で活躍し続けると同時に後進育成にも力を注いでいる。2015年ハーバート・ホフマン賞(ドイツ)を受賞するなど国際的に高く評価され、作品はヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス)、国際デザインミュージアム(ドイツ)、SCADミュージアム(アメリカ)等のパブリックコレクションに収蔵されている。

近年の個展に、ロンドンのギャラリーSOでの”Still Flowers”(2014)、ワシントンD.C.のジュエラーズ・ヴェルク・ギャラリーでの”Galaxy”(2022)、フィレンツェのガレリア・アントネッラ・ヴィラノバでの”Kimiaki Kageyama Jewelry Exhibition”(2025)など他多数。

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