Kazuko Mitsushima Exhibition

会期: 6月24日(土) - 7月9日(日) 

ギャラリードゥポワソンでは、Kazuko Mitsushima Exhibitionを開催いたします。

ガラス作家の光島和子は、日本のガラスジュエリーのパイオニア的な存在であり、コンテンポラリージュエリー界を牽引する作家の一人です。

「ガラスという素材は飽きることのない様々な表情を持ち、常に新しいことに挑戦したいと思わせてくれる。最近はそんなガラスの自由な可能性を生かし、気持ちも解放され、クスッと笑ってしまうような作品を作りたい。」

かつて、より自由な造形を求めて宝石よりガラスにひかれ、長い間ガラスジュエリー制作に夢中になっていた光島は、年月を経て“自然の造形物である宝石”と、“人間が生み出したガラス”に共通点を見いだし、組み合わせようというアイディアにたどり着きました。透明、不透明、様々な色彩も際立つ、自然の美しい賜物の宝石と変幻自在のガラスを組み合わせることによって、互いに呼応し新たな可能性が生まれます。

本展では、近年より制作している宝石とガラスの指輪を始め、ネックレス、ピアスなど約100点の作品が並びます。どうぞこの機会に、会場にてご高覧ください。


光島 和子  MITSUSHIMA KAZUKO  略歴

伝統工芸作家 羽原一陽氏に彫金を学んだ後、シアトルの「ビルチャックガラススクール」など各地で、吹きガラス制作技術を磨き、ガラスジュエリーで独自のスタイルを確立。現在は個展を中心に活動。ほかに、木や紙とガラスを組み合わせたオブジェなども発表。

1968  甲南大学社会学部心理学科卒業
1985  第19回ユーゴスラビア セルジュ国際ジュエリー展 銀賞
1988  日本クラフト展優秀賞・松屋銀座
1990  現代日本ジュウリー展 リュクサンブール美術館・パリ
1994  日本のガラス展 ヘラーギャラリー・ニューヨーク
1995  コンテンポラリージュウリー展 国立近代美術館・東京
1998  Jewelry Moves スコットランド国立美術館・エディンバラ
1999  METAL ELEMENT ギャラリーQUADRIVIUM・シドニー
2000  SELECTION2000 エッセンデザインセンター・独
2001  Contemporary Japanese Jewelry Crafts Council・ロンドン
2004  個展 スコティシュギャラリー・エディンバラ
2005  ”シェクスピアの女たち”ギャラリーcomo・東京
2006  ”Shakespeare as Glass Jewelry in Dioramas” ギャラリ-Gen・ニューヨーク 
2007  Lecture of Glass Jewelry Glass Art Society’s 37th Annual Conference・ピッツバーグ
2007  “ジュエリーの今 変貌のオブジェ”国立近代美術館・東京
2009  “Glass Wear” Museum of Arts & Design・ニューヨーク
2013  “Pearl Exhibition” スコティシュギャラリー・エディンバラ
2014  個展 光島和子ガラス展 LADSギャラリー・大阪
2015  “ART FAIR TAKAO 2015” 台湾
2016  “シェクスピアのガラス・ジュエリー「最終章・ロマンス劇」”ギャラリーcomo・東京 LADSギャラリー・大阪

収蔵
コーニングガラス美術館・ニューヨーク
Museum of Arts & Design・ニューヨーク
スコットランド国立美術館・エディンバラ
専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ・東京
小坡美術館・伊勢市    金沢卯辰山工芸工房・金沢市
4th Museum リバーリトリート雅楽倶・富山

著書
GLASS JEWELLERY < Bee Books >
ガラスジュエリー/シェイクスピアの男と女 < ラトルズ >
ゆびわ/ガラスと宝石の指輪

Exhibition Index