Kazuko Mitsushima EXHIBITION

2019年7月12日 (金) -7月28日 (日)

このたびギャラリードゥポワソンでは、ガラス作家 光島和子の個展を開催いたします。

光島は彫金を学んだ後、たまたま訪れた工房でガラスそのものの美しさに強く惹かれ、ガラス作品の制作を始めました。各地でガラス制作技術を磨き試行錯誤の結果、独自のスタイルを確立しました。初めてのガラスジュエリーの個展は1973年、その後40年以上にわたり制作を続け、ガラスジュエリーのパイオニア的な存在でありながら、今もなお第一線で活躍し続けています。

今回光島がテーマにしているのは白と黒、透明なガラス。ガラスのジュエリーは身につけた時に最も輝くと語る光島は、アーティスティックなジュエリーを制作しながらも、飽きずに日々使えて身につける人の個性も引き立たせるような、装身具としての機能にも気を配っています。ガラスのジュエリーは、出来上がった作品を見ると作者の思い通りに制作されたように見えるものも、制作過程での試行錯誤があって完成されています。例えば、白いガラスと黒いガラスは溶ける温度が違うため、ジュエリーを制作するには高い技術を必要とします。数々の作品を生み出して来た光島は、その過程すら楽しみ、ガラスの造形表現の多様性に挑み続けています。光島の創作活動に限りはありません。

本展では、これまでに展開しているシリーズに加えて、ネックレス、指輪、ピアス、ブレスレットなど約100点の新作をご紹介いたします。どうぞこの機会に、会場にてご高覧ください。

作家在廊日は 7月12日(金)-13日(土)-14日(日)になります。



Kazuko Mitsushima / 光島 和子

光島は彫金を学んだ後、たまたま訪れた工房でガラスそのものの美しさに強く惹かれ、ガラス作品の制作を始める。各地でガラス制作技術を磨き試行錯誤の結果、独自のスタイルを確立しガラスジュエリーのパイオニア的な存在でありながら、今もなお第一線で活躍し続ける。“面白いからもっと先へと歩みを進める、楽しいからもっと多くのことを学ぶ、次のイメージが湧いてくるから新たな作品を手掛ける。これからもそんな自然体でガラスと一緒の旅を続けたい。” と光島は語る。近年は、“自然の造形物である宝石” と、“人間が生み出したガラス” に共通点を見いだし、組み合わせようというアイディアにたどり着き、新たな可能性を生み出している。

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