bubun exhibition「CONTINUUM」

2019/3/22 (Fri.)-4/7 (Sun.)

ギャラリードゥポワソンでは、bubunの初個展「CONTINUUM」 を開催いたします。

今回発表されるbubunのジュエリーは、いずれも一つの小さなガラスのピースから成り立っています。タイトルの「CONTINUUM」 -連続体-は、bubunのジュエリーが備えるミニマルな造形性のことを示すと同時に、彼らの“ジュエリーを身体とそれを取り巻く時空間の連続性の中でとらえたい”という意識を反映しています。その意識は、ガラスを糸で編んだ<solo> <organ>シリーズをはじめ、今回の展示で発表する新シリーズ<ray>にも貫かれています。

身体を取り巻く空間は、一見何も存在しないようでいて、光、音、そして身体すら突き抜けていくような宇宙線であったりと、実は様々な現象で満ち満ちています。<ray>はガラスで光の束を生み出すことで私たちを取り巻く不可視の現象を疑似的、部分的に可視化し、身体と空間の間にジュエリーという曖昧な領域を作りだすことを目指した作品です。bubunというユニット名は、文字通り「部分」に対する関心を象徴的に示しています。「部分」が全体と呼ばれるものの犠牲となることなく自律的な美を発現し、環境と調和しながらより大きなスケールにおいて新たな美を獲得する時、同時にそれは美しい領域を構成する「部分」にフォーカスすることにより、次々と新たな美が発見できる時とも言えます。bubunはそうした「部分」から「部分」へと跳躍する絶え間ない美の獲得・発見の連続性の一つの起点となりうる作品を作ることを目指すとともに、その作品があらゆる意味において身に着ける人自身の “部分” となることを願っていると語っています。

ひとつひとつ手で作り上げられたbubunのジュエリーは、光を携えて唯一の美しさと存在感をもって私たちの「bubun」となることでしょう。今回は、これまでに展開しているシリーズの新作に加え、約50点以上の作品が発表されます。どうぞこの機会に、会場にてご高覧ください。


bubun

006 年 多摩美術大学美術学部工芸科ガラス専攻卒業した陣 めぐみと、2004 東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了した 陣 信行が 2016 年に立ち上げたユニット。二人は 2013 年から三年間、皮革製品製造会社で染色職人を務めた。『bubun という名は、文字通り「部分」に対する私たちの関心を象徴的に示しています。私たちが「部分」に魅かれるのは、それが全体と呼ばれるものの犠牲となることなく自律的な美を発現し、環境と調和しながらより大きなスケールにおいて新たな美を獲得する時です。同時にそれは美しい領域を構成する「部分」にフォーカスすることにより、次々と新たな美が発見できる時とも言えます。私たちはそうした「部分」から「部分」へと跳躍する絶え間ない美の獲得・発見の連続性の一つの起点となりうる作品を作ることを目指すとともに、その作品があらゆる意味において身に着ける人自身の ” 部分 ” となることを願っています。』

WEB: http://bubun.works

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