Ami MASAMITSU Solo Exhibition

このたび、ギャラリードゥポワソンでは初めてとなる正光亜実による個展を開催いたします。

東京藝術大学を卒業後、渡英した正光亜実は、Central Saint Martins College of Art and Designでジュエリーデザインを学んだのち、2019年にAMI MASAMITSUをスタートしました。2021年にロンドンから帰国し、現在は京都を拠点に活動しています。

作品を通して人に与えるジュエリーの影響力を考察し続けている正光。本展では、ゴールドの持つ素材としての魅力や価値を独自の視点を通して捉え、自身の表現として生み出されるジュエリーとアートピースをご紹介いたします。

「終わりの見えない金の価格高騰。原価が上がり続けても、ゴールドという魅惑的な素材を使ってジュエリーを作りたいという私の創作意欲は掻き立てられ続けています。

現在注力している’EMBROIDERY’と名付けたシリーズは、金の素材としての魅力に着目し、より少ない量の金で十分に人を満たすことのできるジュエリーを探求しています。0.4mm厚のフラットなリングの上に立ち上がった文字や図柄は、絵画を描くように創作し、緻密な手作業でひとつひとつ接着しています。個別のオーダーを請け世界で一つのユニークピースを作ることも可能です。

また今回、‘HOME JEWELLERY’と名付けたシリーズでは、’EMBROIDERY’と同様の独自の技巧によって作られた、空間を飾るためのゴールドジュエリーを発表します。金は身につけたい欲望に駆られる素材である一方で、投資目的で金塊として保有されることも少なくありません。魅惑の素材であるからこそ、アートピースとしてわたしたちを魅了してほしい。これは、金の本質的な存在意義の探求です。

より薄く、より軽く、より少ない量の金を使って生み出されたジュエリーは、とめどなく金の価格が高騰する世界における、人と金の関わり方の提案でもあります。」―――正光亜実

クラシックなモチーフをモダンに再構築するなど、優れたバランス感覚によってコンセプトとデザイン、着用性を併せ持ち、どこかユーモアも感じられる正光のジュエリーは、現代を生きる私たちの感性に寄り添ってくれるような存在です。

本展は、約40点におよぶ正光亜実のほぼすべての作品がご覧いただける貴重な機会となります。どうぞお誘い合わせのうえご来場ください。

※会期中一部の作品は、ONLINE SHOPからもご購入いただけます。
(販売開始予定日時: 10.16 wed. 12:00 – )


Ami MASAMITSU Solo Exhibition | 正光 亜実 個展

2024. 10. 12 sat. – 10. 27 sun.  12:00 ~ 18:00  

月曜休廊 / Closed on Monday

会場 / Venue

gallery deux poissons

東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F

Tel. 03-5795-0451

作家在廊日 / The artist will be at the gallery on

10/12 (sat), 13 (sun), 26 (sat), 27 (sun) 

12:00 – 18:00

※在廊日時は変更する可能性がございますので、最新の情報はSNS、もしくはギャラリーに直接お問い合わせください。

※Dates and times when the artist will be present are subject to change, so please check our SNS or contact the gallery directly for updates.


Ami MASAMITSU | 正光 亜実

東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業後、渡英。Central Saint Martins College of Arts and Designにてジュエリーデザインを学び、2017年に卒業。2019年より自身のジュエリーブランドAMI MASAMITSUをスタートさせる。

国内外でジュエリーや作品を発表する傍ら、企業のジュエリーブランドのデザイン開発やディレクションにも携わる。現在は京都を拠点とし、2024年より神戸芸術工科大学にて非常勤講師を勤める。

2023年よりジュエリーのデザインに焦点を当てた展覧会「A piece of Gold」を主催。

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